インフルエンサーに必要な4つの指標 〜ネットワークからマーケティングを考える〜
最近よく耳にする、インフルエンサーマーケティング。
大学院時代にクラウドファンディング(CF)の考察をする際に避けては通れなかったテーマですが、これが体系的に整理するのが難しくて。。。
この記事でも取り上げているのでちょっと思考整理したくなりました。
それをプラットフォーム化した「door」というサービスが始まったと聞いて、今後どうなるのか気になってます。ただ好奇心だけで、ユーザーの利用データだけでも見てみたいなあと思ったり(笑)
CFの拡がり方を考えるときに一番参考にしたのは、ダンカン・ワッツ著「スモールワールドネットワーク」。最近中身を忘れてきたので一昨日文庫版を購入してみたところです。
スモールワールド・ネットワーク〔増補改訂版〕: 世界をつなぐ「6次」の科学 (ちくま学芸文庫)
- 作者: ダンカンワッツ,Duncan J. Watts,辻竜平,友知政樹
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/10/06
- メディア: 文庫
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これは例えば、宮崎に住んでいる伊地知の知り合い、その知り合い、そしてその知り合い・・・とつなげていけば、誰であっても6回のつながりでつながる、という理論です。(多少乱暴な解釈ですが)
著名な芸能人であっても、日本の裏側のブラジルに住む誰かであっても、6次のつながりでつながるというのです。
この6次のつながりを更に縮める可能性を秘めているのが、インフルエンサーの存在。ネットワークが広く、また発信力・影響力の高い人物からつなげていくと、より少ない次数で相手に届くという話ですね。
インフルエンサーは有名人であったり、フォロワーの多いSNSユーザーだったりします。PPAPでギネスまで獲ったピコ太郎さんがあれだけブレイクしたのも、ジャスティンビーバーというインフルエンサーの影響が大きいでしょう。
ただ、インフルエンサーの力をマーケティングで恣意的に利用する際の注意点として、「売ろうする営業マンのようになってしまうこと」があると思っていて。
売ろう売ろうとする営業マンは全然成果が上がらないのと同じように、商い感の漂う投稿ばかりするSNSユーザーからはフォロワーは離れていくのはないか・・・?という心配ですね。
つまり、インフルエンサーを評価する指標としては、
①純粋なネットワーク数
②ネットワークのカテゴリ数(多様な分野に広げていること)
③個人の有名度、発信力
上記に加えて、
④信頼度
という、どうにも数値化できない要素が絡んでいるんじゃないか?と仮説を持っています。この信頼度をもう少し議論できないかな~とわちゃわちゃ考えていたり。
もっかいちゃんと勉強してみます。