にしのあきひろ氏がすごいと思うポイント2点と、表現のあれこれ
最近話題の芸人、にしのあきひろ氏。
SNSを使ったマーケティングにこんなに長けた方は今までいなかった気がします。
最近は殆どテレビを見ないし、子供時代に流行った「はねトビ」も全然観てなかった僕ですが絵本買いました。
結論、想像以上によかった。絵本特有の心地良い読後感はもちろん、スチームパンク感が少年心をくすぐります。
ネットで話題になっていたのがきっかけで、クラウドファンディングの凄すぎる拡まり方や、この方の仕事観が気になって気になって。
本当に面白いな素敵だなと僕が思うのは2つあって、ここ最近で一番刺激を受けている方かもしれないです。
(ちなみに、絵本の著者名のときは平仮名みたいです。しかもプロフィールに芸人って一切書いていなくて、こだわりを感じます)
①9割を捨てて、1割にだけこだわる。
一つは、細かい戦術云々ではなく「1割に響けばいいからとにかく母数を増やす」というシンプルな戦略をもとに、色んな人を巻き込みながら発信していること。
インプットが増えれば増えるほどに複雑に考えがちなんですが、評論家じゃなくてプレイヤーを目指す以上、思考はシンプルにシンプルに削ぎ落としていきたいと、自戒を込めて感じさせられます。
②自分自身がコンテンツとして面白くあること。
もう一つは、コンテンツが面白いはもちろん、本人の生き方自体がコンテンツになっていること。このへんは芸人だからこそかもしれませんね。
シンプルなマーケティングと面白い絵本だけではここまで反響しなかった気がしていて。
突き抜けた自分の哲学を抱えながら隠すことなく見せてくれるので、色々胸の内に秘めながら生きている現代人はショックを受けるのかなと勝手に考えてます。
もっとみんなが「表現」するようになったら世の中もっと面白くなるんじゃないか
自分の「表現」の方法を持っていることって、すごく素敵なことで、でも少しハードルが高いことでもあって。もっと気軽に表現できる何かがあったらいいなって。
それは言語的でも非言語的でもいいので。
「表現」というのが、僕も含めて色んな人の悩みの種だったり喜びの種だったりしている気がしていて、もっとみんなそれぞれの表現が増えたら面白くなるのかなとか、最近のわちゃわちゃ思考のテーマです。