競争しない戦略|梯子をかける場所にこだわる。
今日は東京の某面白法人の社員の方とお話する機会があったのですが、
(宮崎でこういう機会をくれるT先生に感謝)
キャリアについて少し相談に乗ってもらいながら、改めて実感したこと。
「梯子を誰より早く上ることに執着せず、梯子をかける場所にこだわること」
次はリーダー、次はマネージャー、次は・・・というように、コツコツ階段を上がるようにキャリアアップしていくイメージを多くの人が持ってると思うのだけど、僕は前々からこれに疑問だった。
何故ならそれじゃ僕にいずれ勝ちの目がなくなるからだ。
ただただ優秀さを競い合う戦場に出れば、自分より遥かに優秀な人がいるのを僕は知っている。
アナリストとして戦えば、僕より数字に強い人がいる。
営業マンとして戦えば、僕よりコミュ力が高くプレゼンが上手い人がいる。
分析もプレゼンも、むしろ得意な分野なのだけれど、僕以上の強者がたくさんいるし、先輩方には純粋に経験値で敵わなかったりもする。
努力して追いつけばいい!!という根性論も聞こえてきそうだが、追いつくのに何年かかる?
僕は今、あの第一線で活躍する強者たちと肩を並べたいのだ!
そういう分不相応的で傲慢にさえ聞き取れる欲求が、僕のなかにある。
もっと生意気に言えば、分析力が高いだけの人、営業力が高いだけの人には、「努力」と「経験」さえ積めば誰でも辿り着ける。みんな辿り着き方を知っている。だから面白くないのだ。
ただの優秀な人材になるために、今まであっちこっち学んできたわけじゃない。
そこで最初の言葉に帰る。
梯子を早く上る人は、ただ目の前のスキルを磨いているだけの人。そうじゃなくて、誰も目を向けていないけど凄く重要な能力を見つけて、そこに梯子をかけようという話だ。
ポジションニングを先にとってその人材市場のパイオニアとなる。その市場を独占する。
ピーターティールも著書「ZERO TO ONE」で述べていた。
「競争するな。独占しろ」
まさにそういうことだ。
じゃあ、どこに梯子をかけるのか?
その回答はもう僕の中に出てきている。
凄い先輩に出会って尊敬することはあっても、憧れはしないし、冷静に自分とその人との適正や価値観の違いを分析している自分がいる。
独占するためには、誰より早く動き始めなければいけない。
さあ、明日から始動しよう。