こじらせちゃった人のブログ

厨二病のその先へ。年々こじらせ具合を増していく薩摩男児のブログです。

作品から現実に戻っても、色づいて感じられる作品|「四月は君の嘘」

四月は君の嘘

 

表現って、こんなにすごいんだって思わせてくれる。

音楽を漫画で、音楽をアニメで。

演奏のシーンは本当に圧巻でした。

kc.kodansha.co.jp

www.kimiuso.jp

 

月刊マガジンファンとして何気なく読んでいたけれど、

本当に素晴らしい作品だったと感謝。

 

作品から現実の世界に戻ってきたあとも、

部屋の冷蔵庫が鳴らす小さな電子音や、夜の住宅街に響く秋の虫の声、

夕飯のスープの残り香や、お気に入りのシャツの肌触り、

いろんなものが色づいて感じられるような。

 

 

にしのあきひろ氏がすごいと思うポイント2点と、表現のあれこれ

最近話題の芸人、にしのあきひろ氏。 

news.livedoor.com

SNSを使ったマーケティングにこんなに長けた方は今までいなかった気がします。

 

最近は殆どテレビを見ないし、子供時代に流行った「はねトビ」も全然観てなかった僕ですが絵本買いました。
結論、想像以上によかった。絵本特有の心地良い読後感はもちろん、スチームパンク感が少年心をくすぐります。

lineblog.me

 

ネットで話題になっていたのがきっかけで、クラウドファンディングの凄すぎる拡まり方や、この方の仕事観が気になって気になって。

本当に面白いな素敵だなと僕が思うのは2つあって、ここ最近で一番刺激を受けている方かもしれないです。

(ちなみに、絵本の著者名のときは平仮名みたいです。しかもプロフィールに芸人って一切書いていなくて、こだわりを感じます)

 

①9割を捨てて、1割にだけこだわる。

一つは、細かい戦術云々ではなく「1割に響けばいいからとにかく母数を増やす」というシンプルな戦略をもとに、色んな人を巻き込みながら発信していること。

インプットが増えれば増えるほどに複雑に考えがちなんですが、評論家じゃなくてプレイヤーを目指す以上、思考はシンプルにシンプルに削ぎ落としていきたいと、自戒を込めて感じさせられます。

 

②自分自身がコンテンツとして面白くあること。

もう一つは、コンテンツが面白いはもちろん、本人の生き方自体がコンテンツになっていること。このへんは芸人だからこそかもしれませんね。

シンプルなマーケティングと面白い絵本だけではここまで反響しなかった気がしていて。

突き抜けた自分の哲学を抱えながら隠すことなく見せてくれるので、色々胸の内に秘めながら生きている現代人はショックを受けるのかなと勝手に考えてます。

 

もっとみんなが「表現」するようになったら世の中もっと面白くなるんじゃないか

自分の「表現」の方法を持っていることって、すごく素敵なことで、でも少しハードルが高いことでもあって。もっと気軽に表現できる何かがあったらいいなって。

それは言語的でも非言語的でもいいので。

「表現」というのが、僕も含めて色んな人の悩みの種だったり喜びの種だったりしている気がしていて、もっとみんなそれぞれの表現が増えたら面白くなるのかなとか、最近のわちゃわちゃ思考のテーマです。

悩む前に動けないのは「美学」が足りないから!?

何事もやってみるものだなと思います。

 

「やる」というのも、たぶん常軌を逸した圧倒的な量をこなしてみることが大事かなと。

 

やってみてから考えればいいのです。

 

企業人になると、わりかし多くの人たちがそれを忘れていて、

ふとすると僕まで忘れそうになります。

 

いいから、やれ。

悩む前に動け。

 

 

それが怖い人はたぶん、たぶんですけど、

自分のなかに「美学」みたいなのが足りないんじゃないかなと。

 

誰から評価されなくても、これはこうしておかないと気が済まない、的な。

大概の人はそういうコダワリを捨てて世の中に迎合するんだけど、

だから面白くなくなっていくんじゃないかな、おじさんたちは。

 

「美学」については、また今度時間とってじっくり書きます。

疲れないコミュニケーションを増やす方法|全てはゲームに過ぎないという極論法

僕は決して社交的ではありません。

でも友人知人の数は平均以上だと思うし、いろんな界隈や年代層の人と誰とでも話ができます。

 

僕はランチは一人で食べる方が好きです。

でも食事会や飲み会となれば率先して幹事もするし、初めての人と食事にいくことに抵抗はないです。

 

僕は休日は一人で過ごすのが好きです。

でも自ら休日にイベントを企画したり、参加したりすることも多いですね。

 

僕にとって、人生はRPG的なゲームであって、他人とのコミュニケーションもゲームの一つなのかもしれません。

苦手な人と上手に付き合っていくゲーム、

プレゼンで大勢の琴線を揺らせるゲーム、

バカをやってみんなを沸かせるゲーム。

 

ゲームなのです、全て。

そもそもは内向的で、半鬱で沈みかけた経験のある(いつでもその可能性はありますがw)僕がここまで他人と関わろうと思うのは、もはやゲームとして楽しんでいるからなのかもしれないなと。

 

ときどき「私は人が好き!」っていう人に出会うのですが(女性が多い気がする)、

そういう人と出会うと「ああ、この人にはついていけないな・・・やべぇスゲェ!」って実感します。僕はその人を尊敬しているし好きなんですが、ゲームとしてコミュニケーションしている僕と、人が好きだからコミュニケーションしているその人との間には、大きな隔たりがあるのです。

 

とはいっても、僕にも「人が好きだから」コミュニケーションしているときもあります。あまり多くはないですが、経験的に、「面白い!」「変な奴!」と感じる人とのコミュニケーションはとっても楽しいものです。

いわゆる『疲れないコミュニケーション』ですね。

 

・・・。

 

ここまで自分がさも特殊なように述べてきたのですが、案外これってみんな持ってるんじゃない?っていう気づきが今日ありました。

 

『疲れないコミュニケーション』って、日常にどれくらいありますか?

僕はゲームとして楽しむことで疲れることがなくなったので毎日ハッピーなんですが、そういう解釈をできずに、毎日毎日コミュニケーションに疲れている人がたくさんいるんじゃないかなって。

 

気心知れた友人や家族と疲れずにコミュニケーションできるのは当たり前なので、

「初めての人・仲良くない人・嫌いな人と、どれだけ疲れずにコミュニケーションできるか」という課題は、わりと優先順位高めで掲げていい課題だと思うのです。

 

この課題を達成するコツはわりと簡単です。

以下2点。

 

①嫌われるのを恐れず、ハーモニーに協調しないこと。
(好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと言えること)

②そういう唯我独尊的な自分にことで、後ろめたい雰囲気を出さないこと。
(さもそれが当たり前のようにふるまうこと)

 

上記2点、やってみるだけで、かなり楽になります。特に②が大事。思っていても雰囲気に出さないこと、まわりに勘付かれないことが大事です。

最初は慣れが必要ですが、だんだんと、そういう奴だと当たり前になってきます。無理はしなくていいのです。

 

・・・とかとか好き勝手な解決法を述べていますが、人間関係の悩みは人類生まれて以来永遠の課題。これが簡単に解決できれば苦労しません。

 

とりあえず「嫌われる勇気」あたりを読んでみることをお勧めします。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

 

競争しない戦略|梯子をかける場所にこだわる。

今日は東京の某面白法人の社員の方とお話する機会があったのですが、

(宮崎でこういう機会をくれるT先生に感謝)

 

キャリアについて少し相談に乗ってもらいながら、改めて実感したこと。

 

「梯子を誰より早く上ることに執着せず、梯子をかける場所にこだわること」

 

次はリーダー、次はマネージャー、次は・・・というように、コツコツ階段を上がるようにキャリアアップしていくイメージを多くの人が持ってると思うのだけど、僕は前々からこれに疑問だった。

 

何故ならそれじゃ僕にいずれ勝ちの目がなくなるからだ。

 

ただただ優秀さを競い合う戦場に出れば、自分より遥かに優秀な人がいるのを僕は知っている。

アナリストとして戦えば、僕より数字に強い人がいる。

営業マンとして戦えば、僕よりコミュ力が高くプレゼンが上手い人がいる。

分析もプレゼンも、むしろ得意な分野なのだけれど、僕以上の強者がたくさんいるし、先輩方には純粋に経験値で敵わなかったりもする。

努力して追いつけばいい!!という根性論も聞こえてきそうだが、追いつくのに何年かかる?

僕は今、あの第一線で活躍する強者たちと肩を並べたいのだ!

 

そういう分不相応的で傲慢にさえ聞き取れる欲求が、僕のなかにある。

もっと生意気に言えば、分析力が高いだけの人、営業力が高いだけの人には、「努力」と「経験」さえ積めば誰でも辿り着ける。みんな辿り着き方を知っている。だから面白くないのだ。

ただの優秀な人材になるために、今まであっちこっち学んできたわけじゃない。

 

そこで最初の言葉に帰る。

梯子を早く上る人は、ただ目の前のスキルを磨いているだけの人。そうじゃなくて、誰も目を向けていないけど凄く重要な能力を見つけて、そこに梯子をかけようという話だ。

ポジションニングを先にとってその人材市場のパイオニアとなる。その市場を独占する。

ピーターティールも著書「ZERO TO ONE」で述べていた。

「競争するな。独占しろ」 

まさにそういうことだ。

 

じゃあ、どこに梯子をかけるのか?

その回答はもう僕の中に出てきている。

凄い先輩に出会って尊敬することはあっても、憧れはしないし、冷静に自分とその人との適正や価値観の違いを分析している自分がいる。

独占するためには、誰より早く動き始めなければいけない。

さあ、明日から始動しよう。